中古車査定
中古車を下取りに出す場合、新たにクルマを購入するディーラーに持ちかけるのが、これまでの常識でした。
ところが最近は、ディーラーに出すよりも中古車下取りの専門店に出す方が、査定額が高い傾向にあります。
中古車の下取りを専門とする業者が増えたことにより、互いに少しでも有利な下取り査定を出してユーザーを確保しようと、競争してくれるおかげです。
ここでは、中古車の査定が、一般にどのように行われるのか、6つのポイントについて見ていきましょう。
査定のポイント
1.車種(中古市場での人気度)
自家用乗用車の一般的な傾向ですが、伝統的なセダンやクーペタイプは査定が安く、ミニバンやオフロード系4WD、ステーションワゴンなどのタイプは査定が高い傾向にあります。
また、軽自動車は税金や保険料などの維持費の安さから、地方を中心に一定の中古市場が
確保されているため、あまり値崩れしません。
すぐ上の1000ccクラスよりも、高査定が付くことが多いようです。
2.グレード(装備品を含む)
車種によって多数のグレードがあり、グレード毎に主要装備はもちろん、排気量に差がある場合もあるため、査定額に大きく影響します。
社外装備品については、注意が必要です。
もちろん社外装備品も評価はされますが、きれいにつけられているか、その車種に見合ったものかどうかも判断されるため、査定額が上がるとは限りません。
むしろ純正部品に戻さなければならないと判断された場合、査定額が下がるケースもあるのです。
3.年式
年式が新しいほうが高査定額になることは言うまでもないことですが、同車種同年式でもマイナーチェンジやモデルチェンジなどの要因により、査定額に大きな差が出ます。
4.走行距離
たとえば軽自動車の年間標準走行距離は8000キロ、というように一定の認識がもたれており、それを超えると減額され、それ以下の場合増額される仕組みになっています。
5.色
一般的に白系統が高査定になるケースが多いのですが、車種によっては白系統以外の人気色(黒や赤など)があり、人気色が高査定になる場合もあります。
6.車の状態
各機器の動作、汚れや傷の有無、修復暦を確認されます。
修復暦は事故暦と混同されがちですが、別物です。
事故を起こしていなくとも、修復暦に該当する部位(主に内鈑やフレーム)が損傷もしくは修正されていた場合、修復暦となります。
これらは日本査定協会において定義されています。
逆に事故を起こしていても、バンパーを交換したり、ドアのへこみを戻し塗装しただけでは修復暦にならず、交換跡、修理跡と判断されます。
上記の査定基準が、おおよそのベースとなります。
あとは、それぞれの査定会社独自に蓄積されたデータにより、査定額が左右されることになります。
できるだけ、高く査定してもらうためのコツですが、まずはできるだけ多くの査定会社に見積もりを出すことです。
もし、ディーラーあるいは地元の中古車販売店に売るつもりであったとしても、まずは大手の査定会社に見積もってもらいましょう。
ネットを使えば、実際に足を運ぶ手間もありませんし、無料で見積もりをしてもらえます。
そうして取り寄せた査定額を比べることによって、相場を知ることができます。
実際に交渉に入った際、相場よりも低い査定額を提示された場合は、ネットで取り寄せた見積書を担当者に見せることにより、査定額を上げることも十分可能です。
また、単に相場を知る以外にも、多くの見積もりを取ることには直接的なメリットもあります。
たとえば、自分が出そうとしている車種・グレード・色のクルマを、その査定会社の抱える顧客がたまたま欲しがっているタイミングに出くわせば、相場よりもはるかに高い査定額を提示してもらえる場合もあるのです。
実は私も上記の理由により、相場よりも15万円ほど高く、愛車を売れたことがあります。
多くの査定を取り寄せることで、査定額を高くするチャンスもまた膨れていくのです。